フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

骨折後初めてのお出掛け

入院中は寝たきり、退院後も車椅子生活で1歩も家を出ることがありませんでしたが、昨日約4週間ぶりの外出をしました(^O^)
といっても行き先は近所のかかりつけ医のところです。


両足首の怪我を診てもらうわけではありません。来月上旬にレントゲン撮影と近くの病院での診察の予約をとっており、その際医療タクシーが必要なわけですが、その費用は医療保険で賄われます。ただし前もって医師に書類を作成してもらう必要があり、2回分の往復費用は馬鹿にならないので面倒だけど出向くことに。


付き添いは次男です。徒歩4分ほどの距離ですが、車椅子で外の世界に出るのは初めてでドキドキ。朝から降っていた雨が何とか上がってくれました。
開放(複雑)骨折の左足首に付けられているサポートの器具は通行人の興味の対象になりそうなので、フリースのひざ掛けで目隠しです。雨上がりで肌寒く、裸足ってのも結構寒い・・・


無事、到着ε-(´∀`; )  エレベーターホールにて。
幸い、うちからここまで全く段差がありませんでした。普段気にもかけたことがなかったけれど、有り難いです。


大きな表札がある以外は普通のアパートの一室となんら違いはありません。フランスの開業医は大体こんな感じです。


待合室にて。
左足は高くしておかないと血行が悪くなってすぐ浮腫む、というか紫になってくるので次男の膝に足を置かせてもらってました。


早い目に着いたのに加え、遅れが出ていて30分以上待たされました。
退屈なのでスマホで登山ブログでも読もうとしたら…除雪車の広告出てきました:(;゙゚'ω゚'):わたしの興味の対象はそこまで広がっていると分析されているみたいです…


みよん一家が10年くらい前からお世話になっているかかりつけ医のM先生。
電話で簡単に説明していましたが、やはりこの足はインパクトあり過ぎてびっくりされてしまいました(-_-;) 


自宅への帰り道。あいにくまだ曇っていましたが、久しぶりの外は気持ちいいです。
わたしが木の写真を撮っていると次男が「迫る大自然!感動のパノラマ!」と茶化してきました(⌒-⌒; )


今週は長男は試験で忙しいので、今週、来週とイースター休みの高校2年生の次男がわたしの世話を見てくれています。


小学生の頃の次男。いつの間にか背もわたしよりも大きくなり、少しずつですが頼れる男の子になってきました。本当にありがとう(*^^*)



今日はお山の写真は3枚だけ・・・
お山にハマって4年になります。
入院&車椅子生活のこの4月は(どころか、もっと長い間になりますが)お山の写真はゼロです😢 2016~2018年の4月の写真を各1枚ずつだけ載せようと思います。


2016年4月下旬 ヴェルコール山塊
標高2000mにも満たない地点ですが、新雪が結構積もっていました。


2017年4月上旬 セルス山塊
雪の少ない冬でしたが、エリア的には雪深いところです。


2018年4月下旬 アルヴ山塊
昨年は雪の多い冬でした。スノーシューハイキングでの自己記録、高低差1600mを登って3230mの山頂へ✨



今日もお付き合いくださってありがとうございました。

骨折してるのにMillet(ミエ)の新しい靴(^^;

両足首骨折で今シーズンは絶望的(スポーツ関係の記事っぽく😅)なので、そこら辺に散らかっている登山靴は車椅子で移動するのに邪魔者以外の何者でもありません。


未練がましく靴を眺めていても仕方ないのでひとまとめにして子供たちに頼んで地下カーブ(物置)に片付けました。゚(゚´ω`゚)゚。
ところで紫色の軽めの靴、これは里山系ハイキングの時くらいにしか履かず、もっぱら長男の彼女に貸してあげる用になっていますσ(^_^;)


こんな感じに😅 エクラン国立公園で山小屋に1泊してみんなでハイキングした時の写真です。


それにしてもちょっと傷んできてるよね、、と自らに言い訳しつつ代わりとなる軽めの登山靴を購入したところだったんです、骨折の数日前に😭


ジャジャーン✨
Millet(ミエ)のものです。靴底がしっかりしていて、ハイカット気味でという条件で選びました。


2足持ってるメインの登山靴のひとつもミエのもので、現在女性モデルは生産ストップになっているそうです。靴底を一度替えてもらっています。


この日は別の用事があって登山靴店に寄ったらたまたま全店内30%オフ✨この値段の3割引です。日本円で1万4000円くらい。防水スプレーも1本購入。もっと色々買うべきだったかも⁈と思ったりしました。


しかし…この有り様ですよ( ;´Д`)
ショッピング、このくらいに留めておいて良かった💦


ちなみにその日は何しに登山靴店に行ったのかというと…


ミエでない方の靴(ドイツのマインデルというメーカー)の靴底修理をお願いしに行ったのでした。この写真は替え終わったもの。わたしは行けないので子供に取りに行ってもらいました。わー、まるで真っさら(≧∇≦)
靴底だけでなく爪先の部分も傷んでたので頼んであったのです。歩き易くてとても気に入ってる一足ですが、爪先の黒い部分の境目が結構すぐに少し剥がれてきたことが唯一気になる点です(少し剥がれただけでひどくはならなかった)。ミエの靴はもっと履いたのに靴底以外は全く傷んでいませんでした。購入価格は確かどちらも250ユーロ前後位だったように思います。


ちなみに怪我をした時に履いていたのはいずれでもないスノーシューの時用に合わせていた軽い靴でした。もしかしてこのメインにしているミエやマインデルのガッチリした靴だったらもっと軽い怪我で済んでいたかも…という気がしないでもありませんが今更言っても仕方ありません。命に関わる怪我でなかったことに感謝して治療に専念します。


さて、今日はまた春の終わりから初夏にかけて見られるお花の写真を少し載せます。
まるっこいのが可愛いTrolles(トロール)というお花です。


(シャルトルーズ山塊、2016年6月)
山塊を代表する山のひとつ、グラニエの麓で。


(ボージュ山塊、2016年6月)
放牧が盛んで全体的になだらかな印象の山塊ですが、正面のぺクロは岩々していて登り甲斐のある楽しい山です。


(ピレネー国立公園、2018年5月)
ピレネーは南に位置しているだけあり、アルプス系の山よりも開花が早い目です。


(ボージュ山塊、2018年6月)
背後にあるアルメーヌから下りてきた峠近くになります。この後正面のぺクロに登りました。



(ボージュ山塊、2018年6月)
先日テーマにしたプルサチーユ(白い花)と一緒に咲いていました。同時期に咲きますが、トロールの方が時期が短いように思います。



今日もお付き合いくださりありがとうございました。

車椅子生活でも友達とランチ♪

退院そして車椅子生活が始まり1週間が経ちます。お昼に仲の良い友人が3人でお見舞いランチにやって来ました。


知り合いのアフガニスタン人の方に頼んで作ってもらったというアフガン料理や飲み物など両手いっぱいに抱えてます。


それに加えて嬉しい手土産が。マグロのお刺身😻


「ちょっと気分が変わって面白いでしょ?」
アフガニスタンのお料理を食べるのは初めてです。サラダ、鶏のもも肉の煮込み、キドニービーンズのたくさん入ったソース、ピラフみたいなご飯。スパイスの効いたピリ辛の味付けは病院食→子供たちの手料理、だったわたしには新鮮で、友達とたっぷりと喋るのも久しぶりで楽しい午後になりました。


デザートはアフガンではなく友達が作った黒蜜パンナコッタ✨お、おいちい…
みんなありがとう(TT)


もう少しお喋りしたいような気分でしたが、車椅子も長く座っていると足や背中が疲れます。友達は早い目に帰り、後はしばらくベッドでゴロゴロしていました。



4回連続で春から初夏にかけて見られるお山のお花の写真を見ていただきました。
雪融けが進み山肌がどんどんまだら模様になってきて日差しが暖かくなるのと同時にマーモットのピィーッ(キーッ?)という鳴き声が聞こえてきます。
約半年間の冬眠から目覚めて嬉しそうに走り回るマーモットの姿を見つけると、山の長い冬もいよいよ終わりかと実感させられます。


(ケラ山塊、2017年5月)
暖かくなると雪がまだ残っていてもこんな穴を掘って地上に出てきます。


(アルヴ山塊、2018年4月)
去年初めて出会ったマーモット。穴の中から顔を出して眩しそうに日光浴😻



(アルヴ山塊、2018年4月)
1枚上の写真と同じ日。2匹がじゃれあって雪の上を転がり回っていました(*^^*)


(エクラン国立公園 2016年9月)
避難小屋に1泊、山小屋に1泊で周回したエクラン国立公園南部で1日目に出会ったマーモット。こんな風にボーっとしてるように見えて見張りの仕事をしてたりもするので侮れません。天敵である大きな鳥が近づくとピィーーッと鳴いて仲間に知らせます。


(2枚ともヴァノワーズ国立公園、2015年6月)
山にハマり始めた初めの年に出会ったマーモット。目つきがあんまり可愛くない気もします(;´・ω・)


(ヴェルコール山塊、2018年9月)
2匹でボーっと立っていました。


1枚上と同じ2匹。わーなんか仲良しみたいです。


(エクラン国立公園、2017年7月)
子供たちと3人で2泊3日ハイキングした時に1泊目の山小屋に着く手前で1匹のそっと穴から出てきました。


(2枚とももうひとつ上と同じ日にエクランにて)
兄弟なのか、3匹一緒に遊んでいます。特に2匹が相撲をしたり取っ組み合ったりと派手にじゃれまくっていました。


最後に一枚。南仏のボネット峠道路の標高2100mくらいの地点に立っていた看板。「20kmほどにわたってマーモットに注意」



今日もお付き合いいただきありがとうございました。