フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

プロヴァンス地方の友人ちへ

プロヴァンス地方に住むYさんとは3~4年前に雪山で出会い、昨冬にたまたま山スキー中に再会。昨年の初夏には2度遊びに行かせてもらいました。


夕方の出発でした。
南方面に向かう「Autoroute du Soleil(太陽の高速道路)」と呼ばれるA7でマジックアワーを迎えました。


おうちに着いたのは夜の8時過ぎでした。
可愛い一軒家に住んでおられます。


南仏は暖かく、この日も特に寒い日ではなかったもののウエルカムの意味で暖炉に火を入れてくれるYさん。


おうちに暖炉があるのはいいですね。
火を見ているだけで幸せな気分になります。


わたしが手土産に持って来たジュラのシャルドネ。
10年近く前から直接買いに行っているお気に入りの生産者さんのものです。
Yさんはワイン好きなのでワインの話が出来て嬉しい♩


わたしが持って来たサラミ(手前)とYさんちにあったサラミ(奥)を食べ比べ。


チーズもわたしからの手土産。
よく寄るオート・ザルプ県のチーズ工場のものです。


地元の赤ワインもあるよと言われたんですが、アペリティフの白ワインを食卓でも続けて飲むことに。


色々野菜のスープにバスク地方エスペレットの唐辛子。


ローズマリー風味のレンズ豆。
ローズマリーやタイムは近くのサント・ヴィクトワール山(セザンヌがよく描いたことで有名)の麓に自生しているもの。わたしも初夏に来た時は摘んで帰りました(*^^*)
このあと、チーズが何種類かあったけど写真なしです。


隣のおうちのお庭に生えている柿の実。
めちゃくちゃ熟しています。
ちなみに柿はフランス語でもKakiです( ̄▽ ̄;)


柔らかいのでスプーンですくって食べました。
こんなことになった柿を食べるのは初めてでしたが、ねっとりとしていて甘くおいしかったです。


翌日編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

雪山ほっこりお散歩コースでピクニック

昨年の夏にハイキング中に知り合ったお山地方に住むBさんと日帰りで雪山を散歩しました。わたしはスキー、Bさんはスノーシューなので、どちらにも向いたコースを選んでもらいました。


通る場所にもよりますが、全長9~10㎞、高低差600mほどのお手軽な散策コースです。
森の中を1時間ほど歩いたあとは、視界の開けた放牧地を通り、そのあとは幅の広い気持ちの良い稜線を歩きます。
ただ、上の写真を見ていただくと分かるように、アップダウンが少々あるので、大したことなかったらハの字に(正確にはハのひっくり返った形かな😅)登ったり、結構登る時はシール(滑り止め)を再び貼って登りました。


稜線上に数人分のスキーやザックが放置されています。
みんなどこ行った!?と思ったら・・・


少し離れたところで、宝探しゲームみたいに!?ビーコンの使い方の練習をしていました。


振り返って。
稜線上の一番高いところにまもなく到着しつつあります。


下りる準備中のソロのスキーヤーさんがいたので、Bさんを待ちつつ少しお話しました。
男性はこのすぐ近くに住んでいるそうですが、ご出身はわたしが溺愛するオート・ザルプ県のブリアンソン周辺だということでした。オート・ザルプ県とこの日行ったサヴォワ県はわたしが移住したい県のツートップなのです( ̄▽ ̄;)


Bさんが追いついたので、一枚撮ってもらいました。
この先も稜線をしばらく歩くことはできますが、下りて行ってしまうことになります。
一番高くなったところは狭いので、ランチするのに適当な、景色がよい・かつ座りやすいところを探しつつ少しだけ進むことにしました。


稜線の端っこらへんに少し雪は融けている場所がありました。
ブルーベリーとジェニパーベリーの木の枝が雪から出っ張っています。


景色もばっちりです。
真正面にここベルドンヌ山塊の最高峰、グラン・ピック・ド・ベルドンヌ(2977m)がどっしりとそびえています。3つのとんがりになっている頂上です。3つのうち左ふたつはアルパインの装備・テクニックがないと登れませんが、一番左のはハイキングでも登ることが出来るので、以前夏山で登ったことがあります。


気温は決して高い日ではなかったけれど、お日様がぽかぽかと暖かく、風もなく絶好のピクニック日和でした。


手前に見えるのはパテ・ド・カンパーニュ。サラミと共に、別のお山地方の友人Oさんち近くにあるお気に入りにのお肉屋さんの手作りのものです。
上に見えるチーズは少し前のブログに書いた雪深い村に住む友人におうちに一泊でお邪魔したときにお土産にもらったものです。下のチーズは、これも最近のブログに書いた、スキーの帰りに生産している工場前の自動販売機で買ったやつです。
つまり、全部スキーの前後にゲットした食品ばかりということになります(;^_^A


使うの2回目、爽やかな水色の保温マグ。ザラッとした手触りが気に入っています。


Bさんが撮ってくれました。
登ってきてしばらくは汗かきかきでヒートテック1枚になっていました(^▽^;)


下り始め。


初めは少し森の中を通って下り、稜線の途中に再び合流しました。
森の中は雪が柔らかくて気持ちが良いのです(*´ω`)


稜線に戻って。
10秒間の動画です。
👇

Belledonne ski et raquettes
最初にスノーシューのBさんの影。
途中でスノーシューで歩いてるふたりの方が見えます。


多くのハイキング客に踏み均された稜線部分はスノーシューのBさんもそこそこの速さで歩けたけど、雪が厚くてトレースのない森の中はスノーシューを履いていてもズボズボなって大変そうでした(-_-;)
最後の部分はスノーシューやスキーで踏み均された林道なのでわたしはたまに立ち止まりつつゆっくりと滑り、Bさんはスノーシューで早足に歩き、車を停めているクロスカントリーのスキー場近くの道路に到着しました。


お読みいただいてありがとうございました。

スノーシューとスキーで一緒に散歩した

昨年の夏の終わりに山の中で知り合ったBさんとは、秋に2度、避難小屋に泊まるハイキングに一緒に行きました。


先月下旬の週末、久しぶりに一緒にハイキングに行くことになりました。
Bさんちから近いエリアのお山に行くので、土曜日の夜におうちに寄せてもらいました。
地元サヴォワの白ワインで再会に乾杯。
うちの中にいるのになぜかオピネルが登場する・・・😅


朝ご飯にもアウトドア用にしか見えないナイフが(^_^;)


Bさんの住むアパートの駐車場。
ハイキングの出発地点までは30分弱だそう。Bさんの車に荷物を移します。


最後の積雪から半月以上経っていた時期だったと記憶しています。その割に標高900mくらいの地点でこのくらいの雪が残っていました。サヴォワ地方などのフレンチアルプス北部では南部に比べて12月中の積雪が多く、1月は寒かったのでいい状態で残っていたようでした。


バリオズ峠。って聞いたこともない峠ですが😅1000mそこそこで、ここから山スキーやスノーシューで散策することもできるようでした。わたし達はもっと標高の高い道路の行き止まりまで行くみたいです。来たことのない場所なので楽しみ♪


日曜日だけあって多くの車が路駐している道路の最終地点。ノルディックスキーのコースがあり、その周辺の森や稜線をスノーシューやスキーでハイキングできるようになっているそうです。地域的にはベルドンヌ山塊に入るみたいです。


車を停めたのは標高は1427mの地点のようです。
目的地は1926m、途中のアップダウンを数えると約600mの高低差、9㎞ほどのコースになるみたいです。


Bさんは山スキーはしないのでスノーシューでもスキーでも行けるコースを選んでくれました。以前はスキー場でのスキーは好きだったそうですが、事故に遭い大きな怪我はなかったものの、トラウマになってしまって今はスキーをする気は起らないそうです。


ノルディックスキーの出発地点にコースの案内があります。
多くのハイキング客が出発準備をしていましたが、山スキーよりもスノーシューの人の方が多いようでした。


こちらはノルディックスキーのコースで・・・


ノルディックスキーのコースの周辺は冬はスノーシューや山スキー、夏はハイキングのコースになっており、色んなコースが提案されています。
Bさんは何度か来られていて、コースをよく知っておられるようなので安心です。


森の中の比較的幅の広いハイキング道です。時々、木々の間をショートカットしつつ登っていきました。
駐車場に多くの車が停まっていたので、どんなに混雑しているかと思ったけど、さすがに森は広いしコースもいくつもあるので、そこまでハイキング客にはすれ違いませんでした。


ライチョウの一種、テトラ・リールの生息地なので通らないでください、というエリアが時々ありました。


40分ほどで森を抜けました。奥に見えるのは、シャルトル―ズ山塊(右)とヴェルコール山塊(左奥)。どちらも、城壁のように南北に細長く伸びた山塊です。


この後も少しもみの木がありますが、スカスカした生え方です。
遠くの山が見えてきて、テンション上がります♩


そして、日向になろうとしているのも嬉しいです(*´▽`*)


幅の広い稜線に出ました。
ベルドンヌ山塊のカッコいいお山がずらーっと並んだ前でBさんに撮ってもらいました。ちなみに新しく買ったBCスキー用ザックです。
正面には、かつて登ったことのある山頂もありました。わたしはこの場所は初めてで、Bさんに教えてもらわなかったら、それは自分が登ったことのある山ということは分かりませんでした(^-^;
これ👇

今歩いているのが、ピンクで斜線を入れた部分の稜線だと思います。
ピック・ド・ベル・エトワール、「美しい星」というロマンチックな名前の2718mの山頂でした。わざわざ遠い駐車場から出発し。距離20㎞、高低差1800mというしんどい周回コースでしたが、途中にとんでもなく美しい(わたし好みの)湖があったのでした。
山スキーなら1500mくらいまでは登れると思うけど(下りは歩かなくてよいので)、夏山では足首を悪くした今ではとても無理なコースです・・・


後半に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。