フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

大学生の息子たちと大好きな避難小屋へ

年末に念願かなって息子二人と山スキーで避難小屋に泊まりに行った時のお話です。


候補の避難小屋のひとつの薪ストーブがなくなっていたため、もうひとつの避難小屋へと向かいます。ふたつの避難小屋はほぼ同じ標高にあり、若干下りて平たいところを歩いて、また少しだけ登るような地形になっています。


振り返って。少しのことなので、スキーの滑り止めを付けたまま滑り下りていきます。


右は川になっていて、最初ずっと歩いていた谷から隣の谷に入ったことになります。


見えてきました✨


ようやく到着です。
泊りに来るのは5回目、休憩したのを合わせると7,8回は来ている別荘感覚の避難小屋のひとつです。


小屋の前のテーブルも雪に埋もれ気味です。
子供たちに除雪させよう・・・


少し後ろを歩いていた二人も到着しました。
昨年末はお天気が良い日が多く、何よりも暖かくて山の中で1泊するのには好都合でした。


避難小屋の中。シングルベッドがひとつと二人用のマットレスがあります。
小屋内は湿気がひどく、よくうっすらと水たまりになっているので大きなゴミ袋を割いたビニールをグラウンドシート代わりに持って来ています。


こちらの小屋は薪ストーブ健在です。
小屋の中の木のストックはないけど、確か小屋の裏にいつも結構あるので見に行ってみよう…


あーよかったε-(´∀`*)ホッ


子供たちが除雪してくれたテーブルで遅い目のお昼ご飯にしました。


ランチのメイン・・・とまでは言わないものの、みんな大好きなカラムーチョ。コイケヤ・ヨーロッパ社のベトナム製の製品でこちらのアジア食材店で購入できます。日本製ではないもののかなり高価なのでお山でのピクニックなどにしか登場しない高級食品です(^-^;


あとは生ハム、豚の頭煮こごりテリーヌ、チーズにパン。お湯を沸かしてインスタントスープも作ろうか?と子供たちに聞いたけど「暑いから(!)いらない」と。雪山でも風がなくてお日様がさんさんとあたる時間帯、特にいっぱい歩いた後なんかだと暖かいを通り越して暑く感じるものです(;^_^A


夕方編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

大学生の息子たちとお泊り山スキー

年末に息子たちとスキーで一泊ハイキングに行った時のお話です。


3人分の泊り用の大きなザックやスキーで満員御礼の愛車デミたん。


19歳の次男に運転を任せました。付き添い運転システムで15歳の時から運転しているので山道や雪道も含めとっても安定感のある運転をしてくれます。


標高約1500mの村の駐車場に着いたのは9時半を過ぎたくらいでした。
スキーの滑り止めを貼る息子たち。慣れていないので準備にも結構時間がかかります。
次男とは昨年5月に一度だけ一泊で山スキー行ったことがありますが、長男は泊りは初めてです。親子3人で一度、1泊スキーハイキングに行きたいと思っていたのが実現されてとても嬉しいです。


しばらく除雪されている普通の道路を歩いたのち、冬季通行止めの林道に入ります。
林道とはいえ、視界が開けたところも多くあるのでスノーシューや山スキーで散策する人の多い場所です。


特に初めのうちはこのように景色が良いのです。この後しばらくすると森の中に入りますが、それでも鬱蒼としていないので、気持ちよく歩けます。


1時間半くらい歩いた地点。
水が汲めるので次男にお願いしました(^-^;
1泊で荷物がかなり重たいし、汲めるところが何箇所もあることが分かっているので水は初めからたくさん持って行かないことにしています。


休憩所になっている屋根付きのベンチ&テーブル。スノーシューで散策する人たちはここまでで往復することが多いみたいで、スノーシューの足跡はこのあとぐっと減っていました。


橋を渡ります。
この辺りもずっと林道ですが、未舗装の道路です。
雪が積もっていて全然様子が分からないものの、この少し先まで昨秋に路面工事がなされて、アスファルト舗装はされていないものの普通乗用車でもなんとか通れるくらいに改善されたと聞きました。


橋を渡り終えた地点で、振り返って。
スノーシューはもちろん、スキーのトレースもほとんどありません。確かこの前日だったかに少しだけ積雪があったので消されてしまったのでしょう。


だいぶ登ってきました。もうじき森を出ることができそうです。


一つ目の避難小屋はちょうど森林限界を超えた2000mくらいの地点にあります。


重たい荷物を背負ってついてくる息子たち。わたしの荷物を軽い目にしている分、負担がきています(^_^;)


避難小屋を見に行く長男。


ここは夏に泊まったことがあります。整然と片付けいるのは良いのですが、以前は薪ストーブがあったのになくなっていました∑(゚Д゚)

ここに泊まってもいいと思っていたのに、パスになりました。あと、川まで10分以上歩かないといけないのもこの小屋の不便なところです。休憩するだけならまだしも、泊まる時に水場が遠いのは面倒なものです。ちなみにこの避難小屋、「乾いた避難小屋」という名前なんですけど、理由がよく分かりますね(⌒-⌒; )

仕方ない、次の避難小屋までもう少し歩くしかありません。


午後編に続きます。

お読みいただいてありがとうございました。

みよん家のスペシャリティ&ベルナシオンのチョコレート

あんまりスキーの話ばかり続いても面白くないかと思うので日常の話題を挟みます。
それぞれに忙しくて揃うことが難しかった仲の良い友人たちを招きました。


生カリフラワーに味噌マヨネーズ&わさびマヨネーズ。
ワカモレ的ディップ(ワイングラスに隠れてるけど)とトルティーヤチップス。
飲み物はビール、ブルゴーニュのピノ・ノワール、ケランヌ(ローヌの谷の赤)です。
ブルゴーニュワインは招いた友達も一緒に買いに行ったことのある生産者さんのものだったので話が弾みました。


ブログを定期的に読んで下さっている方はタイトルから薄々お気づきであろう料理がメインです。


期待通りのチーズフォンデュです\(^_^)/
秋にヨーロッパで一番高いイズラン峠にロードバイクで登った時に、出発地点だったランスブールの町の農協で買ったボーフォールの一部を冷凍していたものを使いました。フォンデュなど火を通して使う場合、チーズは冷凍しても特に問題ないように思います。
ワインはボーフォールと同じサヴォワ県で作られているシニャン。フローラルで辛口、軽やかなワインです。秋にハイキングに出かけたときに直接生産者さんのところで買い求めました。
ワインもチーズも町中の専門店やスーパーでも簡単に手に入りますが、お出掛けしたときに買うとハイキングなりサイクリングなりドライブなりの思い出が鮮やかに蘇って楽しいものです。


お、おいしい(≧∇≦)
コクはあるけどまろやか、ヴァノワーズ国立公園の雄大な山々をバックにした広い放牧地で悠々と草を食む牛さん達の姿が目に浮かびます。
付け合わせにはマーシュのサラダ、キャベツと胡桃と生ハムのサラダ、ルッコラを準備しました。


デザートには友達が持参した手作りのチョコレートシフォンケーキ。
わたしもリンゴのタルトを焼きました。生地も作りました。焼き上がりに表面にアプリコットジャムを塗るつもりだったんですが、ちょうど焼き上がってオーブンから出したときに友達が到着したのでそのままになりました(;^_^A 


グランマルニエに漬けたオレンジピール入りでリッチなお味でした✨


これも手土産、リヨンが世界に誇る老舗ショコラトリー「ベルナシオン」の板チョコです。全部中に何か入ったタイプのものです。真ん中のはキャラメル&ビスケット入りで現在東京などで開催中のサロンデュショコラにも輸出された商品らしいです。


濃厚なおいしさにノックダウンされました(^-^;


別の友達が持って来てくれたテリーヌやスプレッド系の詰め合わせ。
今回は開けなかったのでまた別の機会に味わうのが楽しみです。


お読みいただいてありがとうございました。