フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

峠の我が家・午後のぽかぽかお散歩

先月のお話です。


標高1700mほどもある雪深い村の友人夫婦のうちに遊びに来ていて、午前中は3人(+飼い犬)で周辺をスキー散策しました。


お昼過ぎに、隣村に住む元羊飼いさんが友人宅に遊びに来ました。
お菓子とコーヒーを頂きながら、わたしも色々お話を伺いました。
例えば・・・
このお家から車で10分もかからないロータレ峠(2057m)は、今でこそ通年開通していますが、以前は冬は他の標高の高い峠道同様に、冬は閉鎖されていたんだそうです。
その時代の峠の写真が、FさんCさんのおうちに飾ってあります。
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6月の初めくらいに、峠付近の道路が除雪されたときの写真です。
写っている3人のうちのひとりが、この元羊飼いさんのお父様だということでした。
元羊飼いさんのご両親は当時、峠にあった旅籠を経営しておられたんだそうです。


さて、FさんCさんはもう少しゆっくりとお友達とお喋りを楽しむとのこと。
わたしひとりで午後もスキーで周辺をウロウロすることにしました。


わたしがひとりで出掛けるのを見て、ベランダでソワソワしているフィルー君。
一緒に来たかったみたいです・・・


この冬は異常に雪が少なくて、標高1800m近いこの辺りはまるで、4月くらいの雪の少なさです。午前中に来た時は、この辺りは日向でしたが、谷を挟んだ真向かい(写真では左手)に3000mを軽く上回る山々がそびえているため、あっという間に日陰になってしまうのです。


こんなに雪が融けちゃっているところも。
スキーなしで、徒歩でハイキングする方がよっぽど良かったです(^-^;


ようやく、雪がそこそこ残っているエリアまで登ってきました。
右上に見える稜線の高い位置を目指して登っていきます。


まとまって雪があると、ホッとします(;^_^A


もう、これ以上は無理があるので💦ここら辺で下りることにします。


雪のあるところを探して下りていきました。
それはそれで面白いです(^▽^;)


村まで下りてきました。
この辺のほうが、よっぽど雪があります😅


ストラバを入れていました。
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2時間強で距離6kmちょい、高低差500mほどのお手軽な散策でした。午前中のお散歩はこれよりほんの少し短い感じだったと思います。


5時くらいだったので、お茶を入れてもらいました。
ドライフルーツ入りのパンは、自分で持って来た好きなパン屋さんのものです。
友人夫婦もおいしいと言ってくれました。


晩ご飯。
アルザスの白ワインは、わたしが手土産に持ってきたものです。


色々野菜のスープ。
このあとパスタがありました。


友人はジュラ地方に家族がいるし、昔はコンテ作りの仕事をしていた時代もあるくらいです。この日もおっきなコンテの塊がありました。


フレッシュチーズと、手作りの野生のローズヒップジャム。
甘酸っぱくてとってもおいしかったです。


ソファーですごい寝相のフィルー君。


頭を撫でても、起きませんでした(^▽^;)
午前中のお散歩で走り回って、疲れていたようです。


わたしが使わせてもらうベッドの上に猫ちゃんが座ってます😻


大人しく膝に座ってくれました。
可愛い😊
でも、さすがに一緒には寝てくれなくて😅この後、どっかに行っちゃいました。


2日目に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

レべチ女子の実力

先月のお山の友人宅滞在記が途中ですが、今日は別の話題です。


昨年12月撮影。
このブログに何度か「レべチ山スキーヤー」「レべチ自転車女子」として登場している友人Mさん。


昨年8月に一緒に自転車乗った時。
今週、スペインでスキー・アルピニスム(競技としての山スキー)の世界選手権が開催されているのですが・・・


女子スプリント部門で世界チャンピオンになりました✨
(大会のビデオのスクリーンショットです)


カッコいい😭😭😭
昨シーズンも、スプリント部門でのヨーロッパチャンピオンではあったのですが、世界タイトルは過去に2度、準優勝はしているものの初めての優勝でした。
(これも動画のスクショです)


彼女から今朝、メッセージが届きました。

「日本チームの女の子たちと写真撮ったよ!」
皆さん、強くてカッコよくて、可愛いですね😊


で、何度か書いている話なんですけど・・・


シーズン初めや終わりの石ころが多い時などに使っているわたしの板は、この彼女のおさがりなのです🎵



スキー板以外にも、自転車グッズも色々もらってます💦


Mさんのふくらはぎ。
彫刻のようです・・・


Mさんちにお邪魔したとき、ニワトリたちと。
カッコいいMさん&優しい彼氏のFさんとは、まだ大きな大会が少し残っているけれど、終わったらまた時間を見付けて会いましょう、と言っています(^^♪


お読みいただいてありがとうございました。

第二の我が家の裏山で無理やりスキー

勝手に第二の我が家扱いしている友人夫妻のおうちに遊びに行った週末のお話です。
だらだら書いていて、もう1か月近くも前の話になってしまいました。


11時前、外に出ました。

友人夫妻の住む村はこんなに雪深いので、家から直接スキーができます。「もう3週間も雪が降っていないから、だいぶ融けているし、雪の状態も悪いよ」と言いつつも、みんなで裏山へスキー散策しに行くことにしました。


25分ほどで凍った湖に到着しました。
Fさん曰く「カチコチに分厚く凍っているから、割れたりする心配はないのに、ハイキングに来る人は全然真ん中を通ろうとはせずに、みな端っこの方ばかりを歩く」そうです。それ、わたしもです・・・😅
今の季節の氷の厚さだと「車で走っても、割れない」んだそうですけど、遠くから来るハイキング客にはなかなか分からないものですよね。


40分くらい登った辺り。
標高2000m台くらいだったと思いますが、今年の冬は雪が少ないのに加え、この辺りは日当たりが良いため雪がだいぶ融けてしまっています。2月と言えば、真冬のはずなのに・・・


同時に、風が強いエリアでもあり、雪があったと思っても、風に晒されて薄くなったり硬くなったりしている斜面が多かったです。シュカブラ(雪紋、風紋)は見る分にはきれいですが、ガチガチというかバサバサというか、とーってもスキーしにくいです(歩くのはまだ良いとして、下りが)😓


わたしとFさん(と飼い犬のフィルー君)は歩くスピードが同じくらいで、奥様のCさんが少し遅いので、時々立ち止まって待ちました。


後方真ん中やや右の雪が多めの斜面を登って下りて来ようかとFさんは考えてくれていたようなのですが、Cさんが「わたしはもう今日はそっちまでは上がらない」と言うので、左手広い稜線になっているところまで登ることにしました。


日当たりがよく、雪が融けているので座ることができます。
暖かい💖下りる前に、ここで10分くらい休憩していくことにしました。


フィルー君と撮ってもらいました。


雪の少ない斜面を無理やり滑っていってるところをご覧ください。
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Villar d’Arène
フィルー君が興奮してワンワン吠えながら走っています(;^_^A


村まで戻ってきました。
ギリギリの雪の量だけれど、何とかスキーを脱ぐことなく下りてくることができました。


日当たりのよい野原に比べると、日陰の時間帯が多い村の中の方が、雪がたくさん残っています。


小さくシンプルながらも最高の見晴らしのベランダでスキーの滑り止めとスキーパンツを乾かします。


日向ぼっこをしに出てきたフィルーくん。


遅い目のお昼ご飯です。
Fさん達がよく行くイタリアのアオスタ渓谷地方のサラミを切ってくれました。


テーブルの上が気になるフィルーくん。


ジェノベーゼのパスタかと思うでしょう?


フランス語では「熊のニンニク」と呼ばれる行者ニンニクとオリーブオイルのペーストでした。


ご飯の終わり頃に、隣村に住むお友達が遊びに来ました。元羊飼いなんだそうです✨FさんとCさんご夫婦も、放牧を含む酪農の仕事をされていたので、農業関係の話も弾んでいました。


食後のコーヒーのお供にイタリアのお菓子が出てきました。


サクサク、ハラハラとしたパイっぽい食感のお菓子で、コーヒーにはよく合いました。


午後〜夜編に続きます。
お読み頂いてありがとうございました。