フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

75歳・まだまだ現役山スキーヤーのGさん(後半)

昨年のシーズンオフ直前に山小屋で知り合いになった山スキーヤーのGさんと、先月新雪スキーを楽しんだ時のお話です。


休憩中に紅茶を飲むGさん。わたしにも勧めてくれました。
今年75歳になるというGさんはとってもお元気で、ここに到着するまでにも何人もの20代や30代の若い人達を抜かしてきました(^-^;


休憩を終えて歩き始めると・・・
ふたりのスキーヤーが下りてきました。
ふたり揃って真っ白のウエア。あっ、これは・・・


陸軍の兵士(おそらくアルペン猟兵)の白カモフラージュのウエアのおふたりでした。
この人たちはスキーも、スキー靴も白なんです。
わたしも板と靴が白なので(狙ったわけではなく。一番使い易そうだったのがその色で)、たまに「兵士っぽくて嫌だな」という気になっています(;^_^A


峠から半分くらい登った地点。


後半はわたしのほうがスピードアップして、前を歩かせてもらいました。


着きました、グラン・ユリエール(2232m)。聞いたこともない山頂だったし、今もこのブログを書くにあたって、名前も標高も全然覚えていなかったので調べました(^-^;
頂上には先着の二人組のスキーヤーさん。


Gさんとのツーショットを撮ってもらいました。
ここでご飯でもよかったのですが、ほんの少し風があります。
とりあえず峠まで下りて、周辺で良さそうなところを探すことにしました。


モサモサの新雪の中を下りていきます。
今シーズンかなり久しぶりの新雪でした。


峠からさらに少し低い位置にある湖まで下りてきました。


既に歩いた人たちのトレースがあります。
グルノーブルから近いのでポピュラーな場所のようです。
座る岩とかがないので、スキー板を裏返してベンチにしました。


いつも通り、パン、チーズ、サラミ。
この日、マイナス10度以下とかなり寒かったので(朝の駐車場はマイナス14度)保温マグのコーヒーはだいぶ冷めてしまっていました。


Gさんは保温ジャーに家庭菜園の野菜を使ったリゾット風なものを入れてきていて、味見させていただきました。まだ十分に温かかったし、おいしかったです。


サラミはお気に入りのお肉屋さん手作りのものでした。
オピネルは「トム・デ・ボージュ」というサヴォワ地方のチーズの農協で買ったものです。


アーモンドと胡桃を入れたバナナケーキ。
蜂蜜を入れることが多かったのが、最近デーツ粉(デーツをさらに乾燥させて粉にしたもの)を入れて、違ったおいしさを楽しんでいます。Gさんの分も一切れ持ってきていて、おいしい、と喜んでいただきました(#^^#)


ランチ後はさらに先へと登っていきます。


ランチ後はGさんは少しスピードダウンしていたので、少し先を歩かせていただいていました。


先ほど登った山頂付近がガスってきました。
こういうガス(雲)のスピードは速くて、いつも本当に驚かされます。


正面の峠的な場所は、スキー場のリフトの最終地点になっています。
この辺りも既に雲の中です。
ここからゲレンデには下りずに・・・


オフピステの急斜面を下りていきます。


大体のところは良かったのですが、一か所だけほぼ崖みたいな急斜面を下りました。
柔らかい雪がたっぷりとあるから大丈夫ですが、ガチガチに凍った斜面だったり、雪が足りなかったりすると怖そうな場所です。


急斜面の終わりの部分。


その後は、超気持ちのよい新雪の森の中を下りていきました。
今シーズン、一番良い雪でした。


無事、駐車場まで下りた後、朝に待ち合わせをした場所まで送っていただきました。
この後「孫ちゃん達のお迎えがある~」と一目散に帰っていかれました(^▽^;)
行程を考えてくれて、リードしてくれて、慣れない分厚い雪の滑り方をアドバイスしてくれたGさんには大感謝です。

新雪ハイキングの記録👇


翌日に響かないお手数な距離、高低差でした。


お読みいただいてありがとうございました。

熟年山スキーヤーさんとハイキング

今年75歳になる山スキー歴40年のGさん(「爺さん」と揶揄してるのではありません😅)とご一緒する機会がありました。
Gさんとは、昨年5月の残雪期に息子たちと泊った雪山(というにはかなり雪解けが進んでいたけれど)の山小屋で知り合いました。


山小屋前にて、早朝(確か6時半くらい)ハイキングに出掛けるGさん(左)。
右はブログによく出てきているDさんです。親子ほども歳が離れているけれど、親友だというおふたりとはこの日に知り合いました。


この日は、新雪の翌日。
Gさんがよく知っているベルドンヌ山塊にスキーをしに行くことになっています。
指定された自転車屋さんの駐車場にて待ちます。お店の中を見ながら待ちたいところなのですが、残念ながら開店時間前でした(^-^;


少し遅れて到着したGさんの車に荷物と共に、乗り込みます。
「ゴメンゴメン、いつも混まないところで道が混んでて・・・」とGさん。いいんですよ、この時期、寒波が来ていて朝はめちゃくちゃ寒かったので、少し遅くに出発するのは大歓迎です。


あまりにも寒くて、わたしの長くはない山スキー経験上、初めて車の中で靴を履き替えました( ̄▽ ̄;) やりそうで、あんまりやらないことのひとつです。それくらい外に出るのが辛かった💦


靴も履いてしまったので、仕方なく!?外に出ます。
外の気温はマイナス14度。動きがフリーズし気味のわたしに代わって、スキー板に滑り止めを貼ってくれているGさん。すみませんねぇ・・・


ちなみに、ここはスキー場のメインではない駐車場のひとつで標高約1400mです。


最初はスキー場のゲレンデをしばらく歩くことになるようです。
ただし、ここら辺のゲレンデはなぜか圧雪されてはいませんでした。


10分くらいか登った辺りから、ゲレンデを離れて森へと入ってきます。


美しい・・・しかし、それにしても寒い!こんなに寒いのはこの冬初めてです。去年もこんなに寒い日にスキーをしたことがなかったように思われます。
歩いていると、体はそれなりに暖まってくるけれど、手の指先がいつまで経ってもちぎれそうに痛いのです。
Gさんも、同じように手が痛い、と繰り返しておられました。「手だけでなく、年齢と共に寒さがきつく感じられるようになってきてね・・・」と辛そうでした。


途中、小さな小川を越えるとことがありました。
ハイキングらしくて好きです。越えるのが大変なような川はゴメンですけど(^-^;


この辺まで歩いて来ると、体が暖まってきて寒さはほとんど感じなくなっていました。


この後、結構な下りが待っていました。
滑り止めを剥がすのは面倒なので、このまま下りていきますが、結構急なので難しいです。滑り止めを付けたまま下りるのは、苦手なことのひとつです・・・


しばらく登ると、この日の登りの中で唯一ちょっとややこし目のところにぶち当たりました。かなり幅が狭くて急な斜面なのです。
前を歩く2、3人の人がスキー板を外して担いで登っていたので、どんなに難しいのかと思ったら、結構普通に板を履いたまま登ることができました( ̄▽ ̄;)


今の時期は見えませんが、この辺りは湖があって、手軽なハイキングコースとして子供連れ家族にも夏は人気なんだそうです。
ちなみに、前に写っている人たちは、雪崩対策の講習に来ているようでした。


ちょっと急な斜面をジグザグに登っていきます。
キックターン中のGさん、
ちなみに、歩く速さはわたしと似た感じ(後半はわたしのほうが速かったけれど)でちょうどいい感じで一緒に歩くことができました。


峠方面。
写っているのはGさんではなくて、少し前を歩いていた若い男性でした。


もうじき、日向に出られます✨
こういう寒い日は特に嬉しいです。


うわ~い\(^_^)/
生き返る✨


峠には、憲兵隊(警察と同じような仕事をする、ただし内務省でなく防衛省の管轄)の方たちがスキーを履いて集まっていました。


峠まで下りずに、わたし達は左手の斜面をさらに登っていきます。
が、ここら辺で一度休憩することにしました。
ここまで700mくらい登ったようです。


先日のグラン・ガリビエに続いて神戸名物が出てきましたよ・・・


わたしにとっては懐かしい味のひとつ、瓦せんべい。
年末に帰省したときに買いました。少ししか買わなくて、この時食べた分で底をついてしまい、「どうしてもっと買わなかった・・・」とプチ後悔(T_T)
亀井堂総本店の和風な小さな焼き菓子もほっこりとしたおいしさで大好きです。


立ったまま、7~8分休憩したのち、頂上に向かって再び歩き始めます。
気温はマイナス10度くらいには上がっていたかもしれませんが、暖かいとは言えないはずなのに、風のない日向では不思議なほど寒くないのが雪山です(ガッツリ登ってきたのもあると思うけど)。


後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

みよん家で最近大流行なもの

山スキーの話が続き過ぎて、スキーでのハイキングや雪山の写真が死ぬほど好き、という人以外には退屈になってきたかと思うので(;^_^A 日常の話題を挟みます。


昔から白米や、白いパンよりも玄米やら穀物パンの方が好きで、朝ご飯には中学生のころから自分でミックスしたシリアルを食べているのですが、最近さらに穀物系のものを偏愛するようになってきました。


ほとんどは、オーガニックのお店やスーパーのオーガニックコーナーで買うものです。
穀物系では、大麦、スペルト麦、ブルグル、キノア、アマランサス、今はたまたま切らしていますが、黒米や赤米もあることが多いです。
豆系では、小豆、大豆、レンズ豆、ひよこ豆、うずら豆あたりが定番です。


ガラスの瓶や、コーヒーの空き缶を使って保存しています。
例外があって・・・


レンズ豆だけは、「ル・ピュイの緑レンズ豆」と書かれた専用の!?缶に入れています。
ル・ピュイはレンズ豆の生産で有名なオーヴェルニュ地方の町で、民族衣装らしきものを着たマダムの絵が中々可愛いので、大事に使っています(*^^*)
ル・ピュイはレース編みも有名なので、マダムもレースを編んでいますね(*´ω`)


さて、これらの穀物や豆類は別々にお料理に使うことも多いのですが、定期的に作り置きしているのがこちらです👇

色々混ぜて、圧力鍋で炊きます。
大豆やスペルト麦など硬いものは、前もって水に浸しておきます。
カレーやチリコンカルネなどのときの白米の代わりに、また最近ではクスクスの代わりにもしているし、スープに入れることも出来るし、夏ならタブレ的にサラダにすることも出来て、かなり万能なんです。好き過ぎて、朝ご飯にも登場しそうな勢いです(;^_^A
ちなみに、こういう感じのミックスした穀物は幾種類か売っているんですけど、自分でミックスしたほうが楽しいし、値段的にも安いです。
結構な量を炊いて、半分は冷凍します。こんな感じのを毎回少しずつ変えて、大体週一くらいで炊いています。


昨日は、たまたま出先でいつもは行かないマルシェに寄ってみました。


お客さんが途絶えない屋台があったので、わたしも並んでみました。
マーシュ、エンダイブ、ジャガイモ、キノコなどの農作物と、鶏肉を売っています。
鶏はニワトリ、ホロホロ鶏、鴨肉がありました。お客さんが次々に「こないだ鶏レバー買ったけど、みんなとってもおいしいって言ってたわ」とか「あなたの作る鶏ソーセージ、ほんとにおいしいのよね」など店主に話しかけるのを聞いて、そのまんま鶏レバーと鶏ソーセージ、いくらかの野菜を購入しました( ̄▽ ̄;)


夜、山友のDさんちに遊びに行ったので買ったばかりの鶏レバーと野菜を持参しました😅

これは「合うかどうか分からんけど」とDさんが開けてくれたボルドーワイン。


「俺は焼き方知らんから焼いて」と言われて、人んちの台所でレバー焼きました。
焼き終わりにハチミツとバルサミコ酢を絡めました。確かに、とてもおいしいレバーでした💖


そして、今日は自宅で次男とこちらをいただきました
👇

鶏肉ソーセージです。
原材料は「鶏肉、水、塩、コショウ、パセリ、玉ねぎ」のみ。


フライパンで焼きました。
焼いているときに、水も脂も全く出なくて、プリプリのウマウマでした✨


付け合わせには、同じ農家の屋台で買ったプルロットというキノコに、冷蔵庫に残っていた少しのマッシュルーム(シャンピニオン・ド・パリ)を足してソテーしたもの。
プルロットはエリンギみたいな感じの、癖が少なくて歯ごたえの良いキノコです。


ところで、ソーセージのパッケージにあった農家の住所を見てびっくり。わたしが夏によく自転車で通っていた丘の上にある村でした。
👇

ある夏の日のストラバ。
青い矢印のところが、その村です。


村の中心には、こんなかわいい食料品店があって、ジューシーなものを求めて(桃とか)よく立ち寄っていました。
寒くて、最近はほとんど自転車に乗っていないのですが、またこの村に寄るくらいの元気(体力)が復活した際には、美味しい鳥さんがいっぱいいる農家を覗きに行ってみたく思いました。


あっ、自転車と言えば、以前にブログに書いた「強者たちグループ」から今週末のサイクリングのお誘いが来ていました。
こんなコースらしい・・・
👇

バレンタインデーが近いから、ハート型に走ってみるみたいです(;^_^A
最近自転車にほとんど乗っていなくて、体力(脚力)が落ちているので、というかこの人たち本気系なので、ついて行ける自信があまりないのですが、久しぶりに長距離(95㎞らしい。待ち合わせ場所への行き帰りも入れると100㎞オーバー)も乗ってみたい気もするし…
もし、行ったらブログで報告しますね。


お読みいただいてありがとうございました。