フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

スキーパンツ買っちゃった

6年くらい前に買って、めちゃくちゃ活躍していたスキーパンツ。
これです👇

先月、ベテラン山スキーヤーのFさんと散策したときの一枚。
黒っぽいパンツの人が多い中、ちょっとくすんだような赤が地味ながらも目立つのでお気に入りです。2017年冬に購入して以来、活躍し過ぎなほど活躍していました。
当時は山スキーはしない・・というか、出来なかったので登山靴かスノーシューとの組み合わせでした。
こんな感じでした👇

懐かしい5年も前の写真です(^^;)
他にも黒いのを持ってるんですが、分厚過ぎて、めちゃくちゃ寒い日以外は汗かきかきになるため、あまり使っておらず、この赤いのが一番登場しています。
しかし、そんなに履きまくってると、当然・・・


お尻の部分は生地が薄くなり、穴だらけです💦


おまけに、スキーをしだしてからはスキー靴で裾の部分も傷み、穴が開いてしまいました。
お尻に開いた穴は、縫って補修を試みましたが、また穴が開いてきたりと限界に近づいてきているのを実感(いや、普通はとっくに捨ててるんだろうけど😅)・・・
先週、スキー・山用品の専門店「Ekosport」で新しいスキーパンツを購入してしまいました。


じゃじゃ~ん✨
前日に行った市内の山用品のお店では良いのが見つかりませんでした。車でしか行けない郊外のEkosportは面倒なんですが、スキーなどウインタースポーツの商品の種類が豊富なのです。気に入ったのを買いたいのでわざわざ行ってきました。


Milletのものです。日本ではミレーというみたいですね。フランスではミエと発音します。
登山グッズメーカーとして有名ですが、靴は2足持っているものの服を買うのは初めてです。


一方、今愛用しているのはマムートでした。もう履き心地のよさときたら・・・
しかし、今は同じ型のは販売されれいないとのことで、似たものを探していたのでした。実はスキー用パンツではなくて、登山用パンツのようです。一応ファスナーでそこそこ裾が広くなるので、スキーパンツとして使えます。


マムートはXXSでしたが、MilletはXSまでしかないらしく、まあ大き過ぎることもなかったので購入しました。さすがに裾は3センチくらい長いです。どうせスキー靴にかぶさっている部分なので、特に問題はありません。


ひとつ、ちょびっと残念なことが。
マムートのは、膝上の外側がファスナーで開け閉めできるようになっており、登っていて暑い時にはここを開けて風通しを良くすることができたのですが、ミエのものは、このシステムがありません。カットというか、形自体はとても似ていて、素材的にも柔らかくて近い感じです。


Ekosportは割引商品が多く、このパンツも3割引きでした。マムートのは値段は確か150ユーロ前後で、定価で買ったような気がします・・・
ところで、これはブルーマリンなんですが、色違いでオレンジと黒もありました。目立つ色の方がいい・・・安全面でも、写真で映えるという意味でも😅と思ったんですが、蛍光っぽいオレンジだったので、ちょっと気が引けてこちらにしました。
実は既に一度履いたんですけど、やっぱ写真が黒っぽくなってダメですね💦
履き心地は中々良かったです。
また近々ブログで登場します🎵


ズボンの話だけってのもなんなので、別の話題も・・・
最近、みよん家で大ブームなのがこれです。
👇

ホモス。ひよこ豆と胡麻クリームのペーストです。
レモン汁、オリーブオイル、ニンニク、クミンパウダーと塩で味付けします。
ごく少しだけトーストしたレバノンパンと共に食べています。
以前、時々作っていたんですけど、何となく忘れていて、先日レバノン人の知人からもらって以来、再ブームが到来しました。
メインの材料であるひよこ豆は、大粒の乾燥豆を使っています。大粒のものがホクホクとしていておいしいと思います。缶入りのものは粒が小さいばかりか、皮が主張し過ぎていてホクホクとしていないものが多い気がします。
圧力鍋を使えばあっという間に茹るし、高いわけでもないので、クスクスの時とかでも我が家では乾燥ひよこ豆しか使いません。


胡麻ペーストは中近東食材店で店主が「これが一番」と勧めてくれたものを使っています。確かに、とってもおいしいのです✨
レバノンパンも、同じお店で買います。原材料もごくナチュラルなので他のディップ系のものにも合います。安いし(6枚くらい入ってて90サンチーム)最近では週に1,2回買ってしまいます(;^_^A


好き過ぎて、山友Dさんちにも持って行って味見してもらいました。
ロワールの白ワインにもよく合いました😊


お読みいただいてありがとうございました。

3年ぶりに戻ってきた場所

友人Fさんと、先月スキーでハイキングを楽しんだ時のお話です。


この辺りは国立公園で、わんこ禁止のため、奥様のCさんは飼い犬のフィルー君とお留守番でした。この時点でもう12時、奥の峠や頂上まで行っていると遅くなるので、ここらで少し休憩してから、下りることにしました。


タイトルに書いたように、この谷は3年前、山スキーを始めてすぐの頃にFさんに連れて来てもらった場所なのです。
その時の写真👇

今いる地点よりもずっと下、森を出て15分くらい登った辺りだったと思います。
当時のわたしのレベルでは、奥の斜面は登れても滑り下りることが難しかったのです。
ちなみに、この日は奥さまのCさんのスキー板(左)をお借りしました。
わたしのスキー板があまりにも軽くて、幅も狭くて滑りにくそうだと思ったFさんが、貸してくださったのでした。


Fさんが撮ってくれていた初心者中の初心者の滑り(;^_^A
この頃は、圧雪されていない場所ではこのくらいの斜面が限度でした。
それにしても、懐かしい・・・
昔からブログを読んで下さっている方はご存知かもしれませんが、ゲレンデスキーもしたことのないわたしが、滑落事故による足首の複雑骨折の後遺症があるままデビューした山スキーでした。
ロードバイクもそうなのですが、この歳になっても、障害のある体でも、新しいことを始められたり、熱中したりできるというのは大変幸せなことだと思っています😊


さて、先月のお話に戻ります。


保温マグには、コーヒーが入っています。


ドライフルーツ入りパン。
Cさんがお昼ご飯を作って待っていてくれているので、軽く食べるだけにしました。
休憩した場所の周りの風景をぐるっとご覧ください。
👇

Vallon du Fontenil fév. 23
Fさんがスキーの滑り止めを剥がしているのが写っています。


どんどん下りていきます(^^♪


峠っぽいところで、Fさんの後ろを滑りつつの動画。
👇

Descente Fontenil fév.23
雪は3週間以上降っていない時期で硬くなっており、滑り心地は良くありませんでしたが、前日にスキーをしたFさんちの裏山みたいに、日当たりが良過ぎて融けてしまっているよりかはましでしょう(^-^;


行きでは全然待ってくれなかったFさんですが、下りでは要所要所で立ち止まってくれています。これは他の人と行く時も大体同じで、登りで怪我をすることは少ないので、ちょっと放っておかれることもありますが、下りではみんなちょこちょこ止まって待っていてくれるのです。


カラマツの森に突入しつつあります。


雪はそこそこ量があるもののかなりガチガチです。この写真の下の方、木が密に生えていて急な斜面ではスピードが出過ぎて滑りにくかったです。
それでも、そういうアドベンチャーっぽい場所も結構好きなので、「怖~っ!」とか言いつつも楽しんで下りていきました。Fさんに「前にここに来た時と比べて、別人のように上達したね」と言っていただきました。そりゃあ、これ以上にあり得ない状態の初心者でしたからね( ̄▽ ̄;)


無事に駐車場まで下りてきました。


ハイキングの記録。距離は10㎞ほど、高低差で1400mでした。
そっか、夏に行けば湖が見られるコースなんですね・・・


車で15分ほどのFさんちに戻ると、ベランダでフィルー君が待っていました😻


階段でも待ち構えていました。
ただいま~(*^-^*)


Cさんがお昼ご飯を準備してくれていました。


サラダにアボカド・・・


ブレット(ほうれん草と青梗菜の間みたいな野菜)のタルトを焼いてくれていました。
生地も手作りで、めっちゃおいしかったです💕


フレッシュチーズと手作りローズヒップジャム。


昨日も食べたサクサクとしたイタリアのお菓子とコーヒー。
このコーヒー、美味しいですね~って言ったら・・・


ひとパックいただいてしまいました。
ラヴァッザのフランスでは見たことがないやつです。


おうちの中でお借りしていたスリッパ・・・にむしゃぶりつくフィルー君(≧∇≦)
しばらく休憩してから、おいとましました。


外に出ると、雲海になっていました。
Fさんちの辺りは車が停めにくいので、村の入り口の道路に停めているわたしの車まで雪原をショートカットしていきます。


道路の辺りはちょうど雲との境界線になっています。
ご夫婦+フィルー君がお見送りに来てくれました。
2日間お世話になりました、とお礼を言って帰途につきました。


お読みいただいてありがとうございました。

67歳ベテランスキーヤーの意地を見た

友人Fさんとスキーハイキングに出掛けた時のお話です。
国立公園内でわんこ禁止のため、飼い犬のフィルー君と奥様のCさんはお留守番でした。


物静かで、とても人当たりのよいFさんなのですが、この日はガンガン飛ばして登っていきます(・・;) 
追いつこうと必死で追いかけますが、距離を離されることもなければ、追いつくことも出来ず💦 そんなことをしてるうちに、前に見えている人は全員抜かしてしまいました(^▽^;)
ベテランスキーヤーとはいえ、普段から頻繁にスポーツをされているわけではないのに、67歳でこのスピードは普通じゃないと思います。
Fさんはかつて放牧を含む酪農の仕事をされていて、羊飼いも数年間されていたことがあるので、自然と身に付いた体力なのかもしれません。


振り返って。
古い雪で、多くの人(ほとんどはスキーヤー)が登ったり下りたりしたことで踏み均されてはいるものの、幸い雪はたくさんあります。下りる時、こういう木や岩だらけの場所で雪が少ないとキツいんですよね・・・


森林限界を越えました。
森の中は、意外にも日向の部分も多かったのですが、しばらく日陰になっていました。
でも、そろそろ日向に出ようとしています✨


それにしても、Fさんの気合いは何なんでしょうか。
今日はゆっくりとお散歩しよう、みたいなことを朝ご飯の時に言っていたのに💦
何より、わたしの持つFさんのイメージとはちょっと違います。


ひとつ思い当たることといえば・・・駐車場をほぼ同時に出発した若者4人組があったのですが、Fさんがスキー板のビンディングにちょっと問題があって立ち止まったときに抜かされました。その後、ものすごい勢いで抜かし返して、その勢いのまま登ってる感じです。そして、帰りにぽつりと言っていました。「これでも、昔はレースに出てたこともあるんだよ」と。わたしの周りの男性にそういう人はいるんですけど😅まさかこの温厚な感じのFさんまでが「抜かされることは耐えられない」体質とは思っていなかったので、ちょっとびっくりでした(;^_^A


さて、この場所なんですが、実はFさんと来るのは2度目なのです。
初めて来たのは3年前、わたしが山スキーを始めたばかりの時でした。
👇

滑るのはもちろんのこと、登るのさえ遅かったので(まだ足首に人工関節を入れる前で、歩くの痛かったこともある)、遠くまでは行けず、ひとつ上の写真の真ん中らへんでランチにして、往復しました。奥の斜面なんかは今ではなだらかに見えますが、当時はとんでもない急斜面に思えたものです。
滑ってるとこ(^_^;)
👇

ボーゲン気味にターンしてるところ。
まあ全然おかしなフォームというわけではないけど、ドギマギしているのが分かるかと思います(^^ゞ


さて、現在の話に戻ります。


雪の上に1ユーロ硬貨が落ちていたので、拾っておきました(^▽^;)


相変わらず縮められないFさんとの間の距離(・・;)
写真とか撮ってると、余計に離されます💦
でも、この写真のあたりで立ち止まってくれました。
急斜面にアタックする前に、軽くおやつを食べました。


おやつでパワーアップした67歳とアラフィフ障害持ちおばちゃんが狙いを定めた3人組・・・


抜かしたった\(^_^)/(大人げない・・・)
30代くらいの男性3人組でした。


峠の直前が急でスキー板が滑りがちだったので、クト―(スキー用アイゼン)を付けるよりも、むしろ靴で歩いて登ることにしました。


クトーを嵌めている最中のスプリットボード(スキーのように二つに分かれるスノーボード)の兄さんは、イタリア人でした。
この後数分間お話しながら峠まで登りました。
日本のパウダースノーのファンで、コロナ以前は毎年のように日本へスキーをしに出掛けていたんだそうです。今までにも、日本にわざわざスキーに出かけたことのあるスキーヤーさんに何度も出会ったことがあります。わたしは日本ではスキーをしたことがなくて、その魅力を知らないのが残念です。 


わたし達がスキーを再び履いて出発すると、先ほど抜かした3人組が登ってきました。
イタリア人兄さんは、この方たちとグループだったらしくて、3人が来るのを待っていました。


えっ(;´Д`)
わたしがイタリア人と別れ際に一言二言と交わしているうちに、Fさんが遥か彼方に💦


わたしも負けじと追いかけ、何とか追いつくことができました。
ゼーゼー・・・今日は散歩ではなく競争だったみたいです(;^_^A


追いついたついでにFさんに撮ってもらいました。


後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。